やさぐれ日記

とりとめのない話をしています。

反動

朝から後輩と釣りに行っていた。とても楽しかった。最高の夏休みだ。

 

小学生の頃から、友達と遊んで楽しい時間を過ごし、みんなと解散して家に帰る途中で空虚さに襲われることがよくある。人が近くにいなくなって孤独に包まれる瞬間だ。それが嫌で小学生の頃は家に帰りたくないと思うことが多かった。習い事のために早めに抜け出す時などほとんど絶望していた。ただしその時は、孤独ではなく、友達が遊んでいる中で先に抜けて、どこか自分とは違う遠くへ離れていってしまうのではないかという不安からだったが。

 

今はもう小学生など遠い昔の思い出となってしまい、遊びから解散する時にそれほどの寂しさを感じることはなくなったけれど、今でも解散して数十分経つと孤独を感じている。そして脳内反省会となるのだ。あの場面での振る舞いは間違えていただの、もっと気の利いた言葉はあっただの、と考えている。

それをしていくうちに、どんどんと思考する対象が今日の出来事から昔の出来事になり、果ては人生について考えることになる。ぼくはよく人生について考えている。なんのために生まれて何をして生きるのか、その答えはない。そもそも社会がぼくに生きて欲しいと願ってはいないから、今ぼくが生きているのは僕自身によるエゴイズムでしかないのだ。

 

将来の夢は昔から持っていなかった。たまから、周りに合わせて自分の夢を答えていた。リアリスト気取りの自分自身が自己に夢を見ることを全く許さなかったし、またそもそも夢など持つ勇気もなかった。強いて言うなら、昔から幸せになりたいとだけは漠然と思っていた。それほど不幸に苛まれる人生ではなかったはずなのに、なぜそう考えていたのかは不思議だ。

 

これから将来、僕はどのようになっていくのだろうか。おそらく一年半後には働き始めている未来の自分が全く想像につかず、ただただ未来が怖い。この先どうなっていくのかなんて誰にも分からないし鬼は笑うけど、どうにか楽しく幸せに生きていきたい。いつも同じことを書いているから、きっとそれしか願ってないのだろう。自意識といつも遊んでいる。

どうにか幸せになりたい。でも、未来は怖い。