やさぐれ日記

とりとめのない話をしています。

忘却とケーキ

2週間前に遊ぶ約束をしていた相手が約束したことを忘れてしまっていたらしく、私はそのために一日を空けていたので暇になってしまった。遊ぶことが決まった日からかなり楽しみにしていたのでとても悲しかった。なので、ブログを書く。

 

私は昔から何度かドタキャンというものにあっており、その度にかなり嫌な気分になっているのだが、ここ5年くらいはそれに遭ってなかったので懐かしい感覚があった。

 

前回受けたドタキャンは、好きだった女の子とのクリスマスデートだ。12月に入ってすぐに勇気を振り絞って誘い、なんと2人で遊べることになりとてもうれしかったのを覚えている。

1週間前からウキウキして、ドキドキして、緊張して、何を話そうかとずっと考えていた。クリスマスイブの夜中に、その女の子からLINEが来て、「やっぱり明日は行けなくなった、ごめんね。」と連絡があった。梅田駅から4時間かけてとぼとぼと徒歩で帰り、その後に1人でケーキを作った。味は覚えていないけれど、ケーキを作っている間は無心になれた。

その後もなにかしらは数度あったけれど、結局その子と付き合うことはなかった。あの頃は異性に対して下手な振る舞いしかできず(今なら上手に振る舞えるかは怪しいが)、必死で気持ち悪かったのだろう。だから、高校生活をやり直せるなら、と今でも思う時がある。

以上、回想終わり。

 

今日会う予定だった人は仲良くなりたいと思っていたのだけれど、その人からすれば私など取るに足らない存在だったのだろう。人は忘れられた時に死ぬとはよく言うことだが、その理論に則ると私はその人の中で既に死んでいたのだ。忘れていたと連絡があり、その後に、また別の日に会いましょう。とお互いに言ったけれど、その時に予定を決めないことが全てを表していた。仲良くなるのは難しいけれど、諦めるのは簡単だから簡単なことをしようと思う。空虚な一日になってしまったものだ。サヨナラだけが人生らしいので、今日はひどく人生じみた一日だ。

 

私は今でもその人と仲良くなりたいと考えている。だけれど、まあ、また機会があれば会いましょう。それでは。