やさぐれ日記

とりとめのない話をしています。

天体観測

今日はハロウィンだ。イベントごとの度に浮かれるのが好きなので1日なんとなくワクワクして過ごした。非日常は刺激的で心にいい影響を与える。

 

とはいえ、何もないただの日常だったからだろうか、大学から駅まで向かう道を歩きながら、街頭で照らされた夜空を見て少し感情的になっていた。

空には三日月が浮かんでいて、その対面近くには燦々と輝く星があった。そして、その月と星の延長線上に星がもうひとつ。それは一直線上に並んだ3つの天体だったけれど、ぼくは三角関係を連想した。

離れた位置にある星は、月と輝く星を眺めている。そのふたつがとてもお似合いで美しいから近づけやしない。それがどういう目的であったとしてもだ。

そんな三角関係を空想しながら夜道を歩いて、ふと気づく。一直線上にしか見えない星と月はそれぞれが途方もなく離れていることに。

そして最も月に近いのは星ではなくて、この僕なんだ、と。

傍から見ているつもりで全く気づけないことが世の中にはいっぱいあるのかもしれない。他人事だと思っている全ても身の上話でしかないのかもしれない。そんな繋がりを感じて、ふと寂しさがなくなった。駅のホームでは女の子が2人で一舟のたこ焼きを分け合っていた。それがとても日常的で嬉しくなった。